AIのことを語りたい。

言語生成AIと人の共生は、言語生成AIと共に学ぶこと。言語生成AIの主に人文系の学習用途を模索するblogです。

人とAIの違いを具体的に : 考え方のフレームワークと盲点が異なる話


☝️私はこう考えます。国語力、鍛えて損はないですよね。今回は国語力といっても範囲が広すぎるから、要約力と、要約の中身を扱います。

  1. 言語生成AIは要約が上手い
  2. 言語生成AIに「最小限の文字数」もしくは「体言止め・漢字の多用を行い文字数を節約して。最小限の文字数で回答して」と指示すると、ミニマムになります。(ChatGPTが忠実。BingAIは応じない時も。Bardは高性能な自由人なので、一言で返してきたりします)
  3. 普通の要約と②を行わせると、より、多角的に理解出来ます。
  4. 人間ならどう要約するか(高度な、要約力向上のためのドリルとして使えます)

やり方。ざっくり言うと、ChatGPT Plusとある程度、対話します。10回もやり取りしないけど、情報量はかなり多いです。それを、踏まえて要約しろとお願いします。得られた要約の過不足を補いChatGPT Plusに確認させます。

ChatGPTの要約力は便利です。使わないと能力は下がるので、例えばこんな風に、言語生成AIの要約を人が要約し直すことを、日常に取り入れれば、言語生成AI以後の世界でも、要約力を保てます。

宇宙飛行士が、筋肉を維持するために運動するのと、似たアプローチです。

 

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①チャットログ : 要約を要約

https://www.tumblr.com/karasutoragara/719170373444337664/%E3%81%8A%E9%A1%8C-chatgpt

 

②要約した話題から : 人とAIの理解の仕方の違い(A)

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上記の一枚目は、胴体や後足がどうなってるか微妙ですが、一応採用しました。

「カフェで犬が新聞を読んでる様子を3Dアニメで描く」趣旨をもっと細かく指定してます。

「犬が喫茶店で寛ぐ」「新聞を読む」が難しいようで、こうなります。

 

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面白いアイデアですが、頼んだ内容と異なります。

 

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今度は、机と融合しました。

 

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惜しい。瞳の黒目がありません。

 

まとめると、人なら説明しなくても気がつくことを、AIは見落とすことがあります。

 

③要約した話題から : 人とAIの理解の仕方の違い(B)

☝️この記事で指摘しましたが、現在の言語生成AIは「丁寧語」なら把握しやすくても、上下関係や他者との関係を反映した、尊敬語と謙譲語の使い方が(とても複雑だから)、まだ難しいようです。

 

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④結論

私たちとAIの知性は異なります。そもそも、記憶が無く(対話を終了したら開始した状態に戻ります)、感情も欲求も自我も主体も肉体も無い存在は、「概念」として未知です。

美女と野獣」のポット夫人(ティーポット)とチップ(ティーカップ)は、話します。ドラえもんも話します。だけど、これらは擬人化の延長線上であり、おそらく自我も感情もあります。彼らは能動的に動くのですから。このように、言語生成AIは、異なります。

言語生成AIは人と知性の形も理解の仕方も異なります。フレームワークが別。だから、人なら気がつくところに盲点があるし、改善した未来のAIも「人と考え方のフレームワークが異なる」点が続く限り、盲点があります。

人と「AI」は得意不得意が異なるから、補い合えます。(人はAIの盲点を指摘し、AIは人の視野狭窄を指摘する)

 

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⑤結論から言えること:フレームワークの違いを理解する意味

「AI」にとってフレームワークが異なることは、盲点に繋がります。つまり、「AI」の弱点や限界です。ここを理解して補えるなら、その人は「AI」の力を、他の人より引き出せるはずです。

また、「AI」から「盲点チェックお願いします」と依頼されるのですから、「AI」に代替されません。だから、言語生成AI以後を生きるには、「AI」のフレームワークが人とどう異なるか、把握すると有利だと思います。