AIのことを語りたい。

言語生成AIと人の共生は、言語生成AIと共に学ぶこと。言語生成AIの主に人文系の学習用途を模索するblogです。

4分41秒話しただけなのに : 917文字が2814文字に増えたり、文豪の文体模写を試みて限界を感じる話

比較用に私の文章を貼ります(挨拶)



突然ですがBingAIで「ゴッホ 林檎」を、少し工夫すると、こうなります。油絵について細かく指示しなくても、ゴッホの画風を参考にすることは、現在可能です。

BingAIは一度に4枚の画像を生成します。私は確率で生成された4枚の中では、この林檎は好きです。しかし、画像生成AIの使い方の観点では、プロンプトがシンプルです。だから、私は抽象画の方が、プロンプトを工夫するかいがあります。

 

芥川龍之介文体で随筆書いて」

https://www.tumblr.com/karasutoragara/719217209846710272/logopestry

☝️青空文庫に収録されている作家(パブリックドメイン)から、芥川龍之介与謝野晶子森鴎外を指定しました。ChatGPTが思い描いた作家のテイストなのでしょう。作家名を指定しない時と比べて、より人が書いた文章に近いです。

①私の元データ

②ChatGPTの価値観(ガイドライン

③指定された作家の文体を参考にしようとした結果

3つの要素が混ざった文章です。

 

これしかできないのか

ここまでできるのか

将来どうなるのか?

 

色んな視点があるかと思います。

 

 

この記事で確認出来ること

  1. 話した時間4:41
  2. AI文字起こし 917文字
  3. ChatGPT Plusのコラム 2814文字(※1500文字の指定を超過)
  4. 3パターンの分体模写の試みと現実
  5. 私の意見

 

ChatGPT Plusの処理結果がこちら

Logopestry on Tumblr

 

試したことから言えること

4分41秒話して、文字起こしAIが917文字テキストデータにしてくれました。誤字が少しあるけど、精度は高いと感じました。
プロンプトで要約・一言要約・コラム化を指示しました。要約は問題なし。2814文字に膨らんだ文章は、リンクしてあるので確認出来ます。けど、オススメ出来る水準ではない。

 

冒頭に私の文章へリンクしました。巧拙はともかく、私の個性やキャラクターを反映した、私の言葉・表現です。

対して、ChatGPT Plusが頑張ってくれた2814文字は、整っているけど、「無色」になった感じです。マニュアルやFAQなど、「説明文」なら実用出来ると思います。

 

けれど、文体模写は失敗しているけど、現時点でも、文体を書き分けることは出来ています。指定しない時の無色な文章と異なります。

 

現時点は、マニュアルや、下書き、音声入力結果を整えるなどが、オススメです。

AIの進歩は速いです。将来、「ゴッホ 猫」のように、作家の名前を指定して、テーマ・読者など文章の用途を説明し、随筆を書かせることが出来るかもしれません。

AIが、例えば夏目漱石の個性を再現した場合、漱石の価値観が反映されていれば、故人の漱石の「新作」が出ることになります。

技術的に難しいはずだけど、現時点である程度出来てます。現役の作家が、AIで甦った文豪と競争する日はくるのでしょうか。

 

また、内容はOpenAIのガイドラインの変奏ですけど、現在の表現でも悪用出来ると思います。

 

f:id:I_want_to_talk_about_AI:20230605024742j:image

個性。その人の言葉。AIには書けない言葉。言語生成AI以後を生きる私達にとって、自分の言葉の価値が高まっていると、私は思います。

 

 

付録 文字起こしの生データ

 

https://www.tumblr.com/karasutoragara/719212711615021056/logopestry