AIのことを語りたい。

言語生成AIと人の共生は、言語生成AIと共に学ぶこと。言語生成AIの主に人文系の学習用途を模索するblogです。

2023/4/20 20:08 ChatGPTを4/18から触った印象。

ChatGPTがOpenAIのガイドラインを守り、中立の立場で、一般論を用いる傾向が高いので、

 

バーナム効果と、あなたの生成する文章の類似点を分析して」

 

とChaGPTに指示を出し、チャットログを公開していました。バーナム効果(人間の認知の陥穽だと私には思える真理的効果)も起きうるけれど、ヤバいのはそこじゃないと気付くには、まだ時間が必要でした。

 

でも、Googleや他の道具では出来ないし、形態素解析マルコフ連鎖などで行おうとしたら、こんな自然な発言は出来ないから、感動したのは記憶しています。

 

例えば「3年会ってない友人が病気で入院したと聞いた。お見舞いのメールを書いて」とか「父の日のメールを書いて」とお願いすると、メールの叩き台を作ってくれることが印象的でした。

 

広告収入目的だと推測されるサイトが、Googleで検索すると出てきてしまう問題と、迷惑メールの問題で、AIを利用され、今より複雑で巧妙なサイトになることも、予感させられました。

 

私は経済学より倫理学の観点で、物事を考える傾向があります。「ChatGPTは素晴らしい。言語生成系AIも素晴らしい。技術の進歩により、もたらされる豊かさは想像も出来ない。けれど、AIの誤用・悪用により、社会問題が起きると予想される。従来の技術より影響力が大きく、法律と情報技術で対処するまでの空白地帯は、誰が責任を取るのだろう? 現状のAIは道具で、ボールペンや刃物と同じだから、事故や事件を起こした人や企業が責任を負うのは当然だけど、それだけでいいのだろうか」という問いが、半ば言語化されず、脳裏を揺らぐ頃でもありました。