この記事の頃は、青空文庫の5分で読めるような短いテキストをChatGPTに読ませて、解説や評価など、批評を擬似的に行わせたりしていました。OpenAIの方針で、ChatGPTは評価することや妥当性の判断などを頼むと、「自分はAIだから出来ません」と断ってくることを、学んだ頃です。
とは言っても「要素を抜き出し、一般的な価値観で1から10の範囲でポイント付与し、箇条書きにして」と、評価を言い換えてあげると動きました。AIにガイドラインを守らせることの難しさは、人がガイドラインを守れないこととは違う困難がありそうだと、思わされたのでした。
レシピを出してくれるのは知っていましたが、ためしに、「日本の物価で材料費も教えて」というと、材料費の目安を出してきます。
さらに、スーパーで素材を買おうとしたら、無いこともあるから、代案レシピなども教えてと頼むと、考えてくれます。どうも、ChatGPTは「味噌汁は味噌汁の素で作り、無い場合は味噌汁の缶詰めを使う」と誤解したようで、指摘したらしれっとなかったことにしてきました。
AIのちょっとした失敗を、微笑ましく感じるのですが、技術の進歩は早いので、じきにこういうミスはしなくなるのでしょうね。「君達の数世代前のご先祖AIは味噌汁の缶詰めと発言したのですよ」と、近未来のAIに話しかけて、「これがインターネット老人会ですか。知識はあるけど、初めて接しました」と、空気を読まずに返答されるのか、はたまた「内心」で思うような高度なことを獲得するのか、楽しみです。
