この話の続き。
Googleに「猫」と入れたら、猫が好きなのかなとは思うけど、検索対象を絞り込めないし、検索キーワードから想像出来ることも少ないです。
Googleに「シンガプーラ 犬みたい」と入れたら、シンガプーラの人懐っこい個性を扱うページが出てきます。猫の中でもシンガプーラが好きで、個性を好ましく感じているのかなと、私なら想像します。(まるで犬のようだと、悪く言う文脈なら、他の検索キーワードにするかなと考えました)
BingAIに「検索エンジンのbingの沿革と、由来を教えて」と話すと、自然言語処理が出来るから、調べてソース付きで、沿革は見やすく整えて回答してくれます。2回検索して、検索結果から情報を探す手間が省けました。科学の力、バンザイ。
でも、Googleの検索履歴より、BingAIやChatGPTやBardと話したことの方が、情報量多いですよね。ユーザーのプロンプト(入力データ)を解析しようとすれば、Googleの検索履歴より解像度の高いプロファイリングが可能ですね。それは、困る。頭の中を覗かれるような不快感があるし、企業にとっては宝の山ですよね。興味関心、行動原理、決断するタイミングなど、多くを把握出来る。
スマホと、AIに蓄積された情報を、両方利用しやすい立場にいるのはAndroidとBardを持ってるGoogleですよね。言語生成系AIのログと、スマホのログを、解析したい誘惑は高いと思うのだけど、Appleはどう対抗するのでしょう?
FacebookもAI開発しているはずだけど、登場するのでしょうか。Amazonはどうするのだろう?
企業倫理として、しないと思うけど、技術的には可能だと思えるので、怖いなぁ。歴史がいずれ証明するのを、待ちます。