AIのことを語りたい。

言語生成AIと人の共生は、言語生成AIと共に学ぶこと。言語生成AIの主に人文系の学習用途を模索するblogです。

大人になりたかった頃から読んでいる、犬養道子

会ったことはないし、TVなどの動画もほぼ知らない。高校生の頃から本を通して私淑しました。

 

私財をなげうつという言葉はありますが、犬養道子は本当に処分したと思います。暗殺された犬養元首相の孫なので親族も有力者が多く(例えば緒方貞子も親族)、評論家として安全圏で見ないふりをしたら安楽に暮らせたと思います。それを手放して、紛争地域に高齢になった体で入っていく行動力や実践力に頭が下がります。

 

防空壕で古典のラテン語覚えたとかエピソードも凄い。戦後すぐだから英語が今ほど公用語になっていなくてラテン語を使う場面があったはず。

 

彼女は厳しく躾けろという哲学なので、子どもたちにしたら怖いおばあちゃんだと思います。けど、成長するために胸を貸してくれるタフな大人は必要です。甘やかしてくれる存在も大切だけど、本気で向き合ってくれる存在も貴重。

非常時だからこそ、日常へ帰るための教育が必要なんだと本に言葉を残しています。

 

母子家庭育ちというのもあるけど、犬養道子を読んで育った者としては、例えば女性の知性や論理的思考能力に偏見を持つことは嫌です。個人差だと思う。どう考えても、私より犬養道子の方が勉強して鍛えているし、頭脳明晰。格上というか、頭が上がらない師匠のように、私淑することは恵まれています。

 

何の話かと言いますと、私の価値観のルーツの一つです。生成AIは、タスクを指示して、過程を監督し結果の質を確認し、責任を負う必要があります。その判断は、その人の価値観も重要です。

 

この意味で、読書だけでなく人生経験の多くを活用できますね、生成AI使う際に。