AIのことを語りたい。

言語生成AIと人の共生は、言語生成AIと共に学ぶこと。言語生成AIの主に人文系の学習用途を模索するblogです。

どれが詐欺SMSか見分けられない場合、言語生成AIに確認させるメソッド

🗒️

2023/08/08 17:35 追記

Bingが回答しなくなりました。

おそらく、「詐欺メール」のクオリティチェックに使うことが出来る点への対応かと。

Bardも答えません。

ChatGPTは無料版(GPT-3.5)・有料版(GPT-4)ともに、答えてくれています。BingやBardだとガイドラインに触れるのか止まりますが、ChatGPTはOpenAIが警告を出して、警告が問題ならフィードバックしてくれというスタイルかので、深刻で深い話はChatGPTが有利です。

 

Bingは検索エンジンの拡張、Bardは王者Googleだから失敗出来る、「人のように振る舞うこと」を取り組んでいるから、Bardが得意なことは、極めてエレガントです。BingはGPT-4を搭載しているから賢いけれど、あえて機械のように振る舞います。

 

https://www.tumblr.com/karasutoragara/725074091274551296/%E3%81%8A%E9%A1%8C-sms%E3%81%AE%E6%9C%AC%E6%96%87%E3%82%92%E8%B2%BC%E3%81%A3%E3%81%A6%E5%8A%A9%E8%A8%80%E3%82%92%E6%B1%82%E3%82%81%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E6%82%AA%E7%94%A8%E9%98%B2%E6%AD%A2%E3%81%AB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%88%E3%81%AF%E7%9C%81%E7%95%A5%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99-bing

 

原文

上記シリーズです。

70代と情報リテラシーの話。

 

我が家の鈴木薫さんは、「用事があれば、固定電話も公衆電話もあるし、携帯に(キャリア通信に)縛られて、いつでも連絡つくのは不自由だから、SIM無しAndroidWi-FiiPadが使えれば十分」という人です。いや、実際、深夜に救急搬送されて手術した時も、公衆電話からかけてきました。武士か!

 

でも、現代はスマホのSMS認証など本人確認と、キャッシュレスの推進など社会が変化しています。また、公衆電話の台数は減っているから、急な体調不良や、あっては困るけれど警察に通報したい時、あるいはWi-Fi環境が無いところで私と連絡が取れること、またはクレカの紛失・盗難で即座にカード止めてもらうこと」など、必要を年初から説明してきました。

 

70代とはいえ、おかげさまで言語生成AIのChatGPT・Bing・Bardを使い分けるなど、現在も出来ることを増やしてくれています。そして、ようやく、eSIMの設定を終えました。

  • 基本、知らない人の電話に出ない(※私は連絡先に登録してあるので、名前が表示されます)
  • 地域の市外局番(これは昭和からあった概念だから通じる)
  • 050の場合
  • 080・090・070の場合
  • セールスの場合
  • 間違い電話の場合
  • 外国語でいきなり怒鳴られる場合(レア)

などを解説しました。迷ったら出なくていいし、ネットで電話番号をかけると何かの営業と口コミが見つかることもあるし、自治体の役所の電話番号などが公開されているならどこからなのか確認出来るし、不明なら私に確認するよう説明しました。

 

メールはGmailが迷惑メールを分類する他に、「フィッシング詐欺の可能性があるよ」と教えてくれます。SMSは、これが無くて、ブロックくらいしか選択肢が有りません。メールアドレスは15年以上適切に管理しているので、メアドと同じで不必要に携帯番号を教えないことを説明しました。

 

だけど、私のSMSに届いた本物の詐欺メール(お荷物不在ですので、URL踏んで欲しいです系など)を見せても、どれが怪しくて危ないか区別に困るようでした。ここでポイントは、教え過ぎないことです。僕らの情報リテラシーは、学習や経験を通して暗黙知も持っていますよね。その水準にいきなり引き上げると、本人が覚えることあり過ぎて負担です。

 

そこで、SMSのURLは絶対に触らずに、本文を長押ししてコピーしBingに「SMSでこれが届きました。フィッシング詐欺かどうか確認して下さい」という依頼と、コピペしたSMSの中身をプロンプトとして与えました。

 

ChatGPTもBardもそうだけど、言語生成AIは人を守るように設計されているから、Bingは文面やリンクの問題点を列挙し、「極めて詐欺の可能性があるからURLは踏まないで」と助言します。

 

私もInstagramのNFT詐欺やキャットフィッシングなど、Bardに相談したことがあります。

 

まとめ

SMS詐欺などの(あるいはフェイクニュースも)悪意から、情報リテラシーを獲得中の方を守るには、言語生成AIに慣れてもらい、例えば「分からないことは、あとでBingにきく」と言える環境を用意することは、おそらく有効です。でも、セキュリティ対策してあるのに、私から見ると不要なアプリ(役に立つ人もいるのでBingの間違いではなく、我が家の環境とのミスマッチ)を調べようとしていたりするから、言語生成AIと相談してどうなっているかは、人の目が必要かと思います。

 

情報共有まで。