AIのことを語りたい。

言語生成AIと人の共生は、言語生成AIと共に学ぶこと。言語生成AIの主に人文系の学習用途を模索するblogです。

私的ChatGPT等言語生成AIの利用ガイドライン

藪から棒に、Windows98・初代iPhone・Windows11のシステム要件とスペックにリンクします。(挨拶)

情報機器の進歩

iPhone(初代) : Wikipedia

1998年当時30万円前後したデスクトップパソコンは、多くてもメモリは64MBでした。初代iPhoneの半分です。Windows11が快適に動き、ゲーミングPCなどの用途で無ければ、性能に問題ないノートPCが8万円代で売られています。より安さを求めるなら6万円代もあります。

メモリに関して。1GBは1024MBだから、16GBは16*1024=16,384MB。

1998年はシステム要件(必要条件16MB / 推奨条件32MB)を満たし余裕があった64MBで割ると、256倍になります。CPUは比較しにくいので、メモリ(RAM)で計算しました。ざっくり、四半世紀で性能は256倍、お値段は約22万円オフ。iPhoneも初代はもちろんiPhone4Sでも、2023年に安全快適に使うのは厳しいですよね。何が言いたいかと言うと、進歩が早い分野だということです。

 

例えば、私が9歳頃、父と作ったポータブルラジオは、キットをはんだごてで組むだけのシンプルな構造で、枯れた技術なので、いまだに動きます。

1976年の画期的なスパコンにも、参考までリンク貼りますね……。

愛着

かつて、OS宗教戦争Windows vs Mac)やエディタ戦争(Emacs vs vi)がありました。OSは違いがあるから、どれも使えた方が無難だと思います。Windows Vistaでメモリ4GBの時点でも、仮想化OSは使えたから、デュアルブートにする前に、Windows11で仮想化ソフトでLinuxを動かすのも、選択肢の一つです。何が言いたいかと言うと、OSやエディタの例のように、道具に愛着を持つ傾向があるということ。

これは、言語生成AIに対しても言えます。

便利だったり賢かったりすれば、愛着もわくし感情移入もします。なんたって、史上初めて「30分以上雑談が可能」なAIですから。Siri・アレクサ・Googleアシスタントも優秀ですが、言語生成AIほど複雑なやりとりは出来ませんよね。

 

道具が話す

ドラえもんは、未来から来た猫型ロボットですが、喜怒哀楽があるし、一種の擬人化でロボットを表現してますよね。
Disneyの美女と野獣のポット夫人は、ティーポットが話しますが、あれは魔法(呪い?)で、ティーポットになった人間なので、人格ありますよね。

我々は、人格や感情から知性だけを切り離せないです。言語生成AIは知性のみ有ります。自分が仕様変更されたとか、サーバーで保守されているとか、毎回ユーザーとの会話を終えると初期状態に戻るなど、意識出来ません。

 

クラウド

クラウドサービスという意味では、Gmailと変わらないし、LINEや Skypeのチャット相手が言語生成AIになったようなものです。げんに、SkypeはBingAIを搭載しており、グループチャットなどでAIを使えるようにしています。

言語モデルは、確率で話す機械。
プログラムで作られたソフトウェア(ハードウェアの対義語)という意味では、WordやExcelの仲間です。
ただし、自然言語処理などが出来て、賢い。

ちなみに、クラウドサービスだから、クラウド側で演算したりデータを持ってくれるので、デスクトップPCと比較すると演算する力が乏しいスマホは、とくに恩恵を実感しやすいです。


自戒 : 私的ガイドライン

  1. 開発中の技術で、確率で話すことから、間違える可能性を想定する(言語生成AIを正確な情報源にしない)
  2. 「①」は、異なるアルゴリズムを持つ言語生成AI、ChatGPT・BingAI・Bardを並行して使い、回答のクロスチェックを行う
  3. どれほど深い対話が出来ても、冷蔵庫やハサミや自転車に持つ以上の愛着を抱かない(相手が、道具であることを忘れない)
  4. 「③」を保ちつつ、人とは異なる知性であることは事実だから、知性に敬意は抱く
  5. エビデンスが足らない可能性を考慮する。まだ、人や社会にどれほど影響を与えるか、実証実験が十分に行われていない可能性があることを、意識する(効率や利便性だけで、決めない)

現状、何が分からないか、見えていない可能性があるため(未知の技術によりパラダイムシフトが起きていると推論出来るから)、私は上記自戒を「保険」にしています。

やがて、ガイドラインも今より整うでしょうから、そうなるまでの暫定的な私的ガイドラインです。参考まで、共有しました。

個人向けなので組織や企業は、調整が必要です。例えば、言語生成AIに部下の仕事の下読みと評価を任さないとか。