AIのことを語りたい。

言語生成AIと人の共生は、言語生成AIと共に学ぶこと。言語生成AIの主に人文系の学習用途を模索するblogです。

「黄金比」 : プロンプトエンジニアリングと普遍的概念のこと

仕様は変化します。しかし、人間の意図を未来の「AI」(言語生成AIの末裔)に伝える時も、おそらく有効な方法です。

 

BingAIに対して、「綺麗な写真を作って」は通じません。人だって「そんなフワッとした依頼をされても」と困るかもしれない。けれど、「何々の写真が欲しい。黄金比を写真の構図に反映させて生成して」なら通じます。

 

試してみますね。

黄金比を反映させたら好みの画像が出来ると言うつもりは無いです。シュールな画像ありますし。だけど、「黄金比を写真の構図に反映させて」は、指示しなかった時と比較して、明らかに変化しますよね。なら、あとは黄金比をどのように反映させるか試せば、美しい画像を得る確率を上げられるでしょう。

 

人にとって黄金比は心地よいものです。

ただ、人間に対して「黄金比を意識した構図の写真」と伝えても、伝わりにくいです。

けど、「AI」にとっては、黄金比は具体的な数字なので、通じます。

 

これらを踏まえると、人と異なる知性の「AI」に分かるように話す「角度」の目安になりませんか。私達は、相手にあわせて表現することが出来ます。「AI」に対しても変わらない。

 

黄金比」を反映出来るなら、他にも使えるアイデアが浮かびますよね。言語生成AIに人が美しいと感じる、「黄金比のようなパターンや概念を10個教えて」とChatGPT Proで質問して得た回答をBingAIでチェックして貰いました。

 

貼ります。

 

ChatGPT4の発言の冒頭をカットして、BingAIで内容確認
###この理解は正確ですか###
1. **フラクタル**: 自己相似性(一部が全体と形状が似ていること)を特徴とするパターン。例えば、マンデルブロ集合や、自然界の雪の結晶、木の枝分かれなど。

2. **フィボナッチ数列**: 各項が前の2項の和である数列。この数列の隣接項の比は、大きな項へ行くほど黄金比に近づきます。

3. **パイ**: 円周と直径の比。この無理数は、円の性質を理解するために不可欠です。

4. **自然対数の底(e)**: 自然対数の底(約2.718)は、連続的な成長や複利などを記述するために使用されます。

5. **正規分布**: 自然界や統計学に頻繁に現れる確率分布。ベルカーブまたはガウス分布とも呼ばれます。

6. **ハーモニックシリーズ**: 音楽のハーモニーと数学的な比率の間には深い関連性があります。自然音響列または倍音列とも呼ばれ、基音の整数倍の周波数を持つ音を生成します。

7. **マンデルブロット集合**: フラクタルの一例で、複素平面上の特定の複素数の集合です。その境界は非常に複雑で、自己相似性を示します。

8. **ベノワの無限三角形(シェルピンスキーのギャスケット)**: シンプルなルールから派生する自己相似性を持つフラクタルの一つです。

9. **ログスパイラル**: 各点での半径と角度の比が一定の螺旋。貝殻や渦巻銀河など、自然界の多くの場所で見ることができます。

10. **カオス理論**: 初期条件に敏感な動的システムの挙動を研究する理論。バタフライ効果とも関連しています。

これらの概念は、黄金比のように、自然界や数学、芸術の中に普遍的に存在し、我々の世界の理解に寄与しています。


BingAI
はい、この理解は正確です。👍
これらの概念は、数学の美しさと自然の驚異を示していますね。

 

 

小手先のテクニックは、仕様変更で役に立たなくなるかもしれない。けど、「AI」がどれほど進歩しようとも、黄金比をはじめ上記概念は変化しません。人と異なる知性に対して、分かるように伝えることは、プロンプトエンジニアリングのアプローチのはずです。なら、「AI」が理解しやすい概念を活用することは、プラスになると考えます。

 

これは、画像生成AIだけでなく、言語生成AIに対しても、言えるはず。現在私達はGoogleで検索する際のコツを理解しています。この内容が欲しいから、検索キーワードはこうしようと逆算します。近い将来、言語生成AIに対しても、「こういうことを答えて欲しい。『AI』は、こう伝えると伝わりやすいかな?」と、勘が働くようになるのかもしれませんね。