「それ、AIでも言いそう」
「AIの方が、偏りなく概観を答えてくれるよ」
ChatGPTなどの言語生成系AIが普及すると、こういう反応が増えると予想しています。
現在の私達でも、「Googleで調べれば解決する」と思う事柄で、コメンテーターや文化人の意見を聞かないし、本を買ったりしないですよね? 検索すると情報は探せると思うけど、数時間検索するなら、人の話を聞いたり、本を買う方が合理的という判断はするかもしれないけれど。この場合、時間のコストを節約する価値の提供をしています。
ChatGPTが普及して、コメンテーターや文化人枠で残るには、ChatGPTが言わないことを発言できる必要があります。高度な専門性と柔軟で分かりやすい表現に、AIが学習しにくい感情や情緒を交える、人柄が好まれる人。それと、考えたくないけど、AIがガイドラインにより発言しない、非倫理的な言動をする人も視聴率を稼ぐから席は残るでしょう。ポピュリズムへの傾向を加速させないか、心配です。
上記の辞書ではなく、Wikipediaの方の、エリートとそれ以外の分断・扇動・反知性主義の意味合いで、私は「ポピュリズム」という用語を、この文章で使いました。